犬とお出かけ

2018/03/26

ようやく暖かくなってきましたね。お散歩には、気持ちのいい季節になってきました。
今回は、そのお散歩について触れたいと思います。
犬とお散歩してる風景をよく見かけますが、みなさんはどんな風にお散歩してますか?
お散歩中の犬の様子を見ていますか?
スマホとか何かをしながらお散歩してませんか?

なぜ、こんなことをいうのかというと…
先日、「広東住血線虫」という寄生虫がニュースになっていたからです。初めて聞く寄生虫だったので気になってちょっと調べてみました。
調べてわかったのが、この寄生虫の恐ろしさでした。今回この寄生虫についての話はしませんので、気になった方は調べてみてください。
この寄生虫は今のところ犬への感染報告はないようですが、動物にも人にも感染する寄生虫(人獣共通感染症)であることは間違いないようです。
お散歩に出る機会が増えると様々なものに遭遇する機会も増えるため、寄生虫の感染リスクも高まると思い取り上げることにしました。

外は家の中と違って、不特定多数の人が行き交います。そこには、様々なものが落ちていませんか?
道端に生えている草木、虫の死骸、たばこの吸い殻、犬の排泄物、お菓子の食べかすや飲みかけのジュースなど挙げだしたらキリがありません。
そして、誰かが犬のおやつやご飯に殺虫剤などを混ぜて道端に放置し、偶然通りかかった犬や猫がそれを口にして亡くなるというニュースを時々目にしますよね。
もし自分の散歩コースにそんなものがあったとしたら… と考えたら、「~ながら散歩」してる場合じゃないですよね。
幸運にも犬より先に見つけたとしても、人が対応する前に食べてしまっては意味ないですよね。


こんな状況にまさか自分も遭遇するとは…
これは、うちのダックスフンドとお花見に行った時の出来事です。
初めて連れてきた場所だったので、首輪とリードを着けて辺りを「くんくん」してました。
少し歩いては、「くんくん」。また少し歩いては「くんくん」とあたりを探索していました。
その場所は、土の上に芝生が生えているような感じで、ぱっと見た感じでは変わった物はありませんでした。
ところが、ある場所で歩くのをやめピンポイントで「くんくん」 全く動こうともしません。
何があるのかと自分も気になってダックスの行動と鼻先にあるものに注意を払って見ていたところ、ダックスが地面を前足で掘り返しました。
前足で掘られた芝生が捲れ下にあるものが見えました。そこには、下の土が見えないほどの毛虫の大群がいたのです。
あまりの気持ち悪さに、即座にその場から離れようとしましたが… ダックスは違ったのです。興味津々で「もっと調べたい」と言わんばかりにその場から動こうとしません。
毛虫は、鼻先から数センチのところにいます。その場から離れることに必死だったので、「即抱っこ」という手段で事なきを得ました。
後から思えば、その毛虫たちのニオイを嗅ぎつけてしまったのだろうと思います。
見た感じ何もなくても、実際には何があるかわかりませんね。

では、どうしたらいいのか?
お散歩やちょっとしてお出かけで、何かある度に抱っことかしてられないですよね。
また、頻繁に抱っこして回避を繰り返すうちに抱っこしようとすると逃げるようになる等、犬の行動に変化が出てくる可能性もあります。
ですから、あくまでも強制的に抱っこするようなことは最終手段であり、通常用いる手段ではないのです。
通常は犬が合図に従って行動できるようにしておけば、人が必要以上に慌てず犬を不安にさせずに回避できるはずなのです。
まずは、道に落ちている物(犬が気になっている物)から「注意をそらす」ということがベースになります。
「どうやって注意をそらすのか?」
「どんな場所でやればいいのか?」など順序があります。
どんな方法をとるにしても、きちんとルールに沿ってやらないとうまくいきません。
何かあっても落ち着いて対応できる術を身に着けておきましょう!
そして、ながら散歩している飼い主さんは、犬の行く先や犬の目の前にあるものを見るようにしてくださいね。
何があるかわかりませんよ。

愛犬といろんな場所へ安全にお出かけするために… 備えておきましょうね