愛犬は十分水を飲んでますか?

2018/05/12

最近、夏日の気温が各地で観測され始めていますね。なんだか、冬の寒さから急に夏の暑さになっている気がします。
ところで、気温が高くなってくると気を付けないといけないのが熱中症ですね。体温の急激な上昇によって起きるのですが、体温の調節には汗や水分摂取など様々な方法がありますが、
犬の場合、汗を掻くことできる器官は肉球にしかないので、主にパンティング(浅速呼吸)によって唾液を蒸発させることで得た気化熱によって体温を調節しています。
そして、唾液を蒸発させるということは体内の水分が減っているということになりませんか?
水をあまり飲まなければ、体内の水分量が減り脱水状態に… 人だけではないのです。犬にも脱水は起こります。
そんな犬の飲水について取り上げてみようと思います。
これまでのブログに登場していますが、我が家はワイマラナー(大型犬)という犬種の男の子1頭と暮らしています。以前は、トイプードルやダックスフンドなど小型犬と暮らしていました。
小型犬たちは冬であろうが関係なく水を飲んでいたのですが、体の大きい男の子は、寒い冬の日には水をほとんど飲まないことがありました。
最初は、寒いから水はあまり飲みたくないのかな…なんて思っていました。夜までの間に何度もトイレでおしっこはしていましたが、その日の夜になっても水を飲みません。
冷静になって考えると、体から水分は出ているのに補充(飲水)されなければ脱水状態になると想像しますよね。飼い主としては、少しでも水を飲ませるために…ではなく、なぜ水を飲みたがらないのかを考えたのです。
シャンプーするときのシャワーからのお湯は、自分からよく飲むのです。ということは、水が冷たすぎて飲みたくないのかもしれないと考え真水より少し温かい位の「ぬるま湯」にしてみたら…
なんと!「がぶ飲み」したのです。雪を体験させてやろうと外に連れ出したときは、もちろん楽しんでいましたが、アイスを食べるかの如く降り積もった雪を食べていました。雪を食べるなら水も変わらないだろうにと思いましたが、
彼にしてみれば、アイスを食べるのと冷たい水を飲むのは違っていたようです。過保護といわれるかもしれませんが、「何もしない」ことで体調を崩すことは避けたいですよね。
この「ぬるま湯」戦法で、冬場の飲水を確保することができました。寒くなると水をほとんど飲まないという場合、もしかしたら水が冷たすぎるせいで飲みたくないのかもしれませんよ。
反対に気温が高い夏には、水道水も温くなっていたりするので氷を1、2個ほど飲み水に入れてあげると適度に冷たい水になって飲んでくれるかもしれませんよ。
愛犬の適正な飲水量がわからないという飼い主さんは、ネットで検索すると目安の計算方法など出てきますから参考にしてみてください。

夏に向けて愛犬の「備え」と飼い主さんの心の準備を始めていきましょう