お散歩中の置き土産

2018/05/25

暖かくなってくると、みなさんお散歩に行く頻度が増えますね。
お散歩といえば、愛犬のトイレを兼ねている飼い主さんもいるかと思いますがトイレの後始末どうしてますか?
民家の前や歩道に放置された排泄物を見かけることがありませんか?
というのも先日、自分の家の前に小型犬サイズの排泄物が置き土産のような感じで放置されていたのです。
同じような経験がない飼い主さんは想像してみてください。ある日、自宅前に愛犬のモノではない排泄物があったら… みなさんはどんな感情を抱きますか?
今日はどんなことしようかな…なんてちょっとワクワクしていた気分が一転、腹立たしいやら残念な感情になりました。
自分も犬(大型犬)と暮らしているので、このまま放置はできません。
不衛生だし何より誰かが踏んでしまうとその範囲を広げることになるので、釈然としない感情を持ちながら片付けました。

とある公園では、芝生に紛れてあちこちに排泄物が放置されていました。その場所は、公園の隅のほうではなく広場の中心に近い場所です。
そんなことを知らずに遊んだ場合、知らず知らずのうちに手や体に排泄物が付着するかもしれません。それでも気にせず遊べますか?

そして、不衛生ということ以上に問題なのが人獣共通感染症です。人獣共通感染症とは人にも動物にも感染する病気です。
どこのどんな犬がしたかもわからない排泄物なのですから 絶対安全とは言えません = 病原体がいるかもしれない ということになります。
そんなリスクのある場所で愛犬と散歩したり遊んだりしたくはないですよね。
それ以来、公園など犬と遊べそうな場所に着いたらまず、よその犬がしたウンチ、お菓子などの食べかすやタバコの吸い殻などのゴミを回収するという「場所のチェック」を行うようになりました。
ゴミなどがないのが一番ですが、もしも何か落ちていた場合でもビニール袋があれば解決できますよね。愛犬の安全性確保のため… と思えばどうってことないですよね。
また、愛犬が思わぬ場所でトイレをした場合でも、片付けられる備えと置き土産を残さないよう飼い主さん1人1人がきちんと対処することを心がけていきたいですね。

別の視点で考えると社会には、動物が好きな人もいれば嫌いな人もいます。嫌いな理由は様々だと思いますが、「排泄物の放置」が犬に対する印象を悪くする一因と思うのです。
野生動物ではなく人に飼育されている動物なら当然その飼い主に対する印象も悪くなります。
「動物が嫌いな人と関わらないから関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、社会のルールはいろんな人の意見が反映されます。
ということは、動物(犬)とその飼い主に対する印象が悪いほど動物(犬)についてのルールが厳しくなり、結果的に自分達を締め付けることになりませんか?
動物嫌いの人との関りがあるなしに関係なく飼い主さんの1つ1つの行動が常に評価されていると思うのです。
評価や印象が良くなっていけば、自然と犬と一緒に行ける場所や出来ることが増えていくと思いませんか?


お散歩前にトイレをさせる習慣になっていて、外でトイレすることがなくても万が一に備えて袋を数枚持ってお出かけしましょう。
愛犬へのしつけと同じでビニール袋などのお散歩グッズも「備えあれば憂いなし」です

誰もが気持ちよく過ごせるようになりたいですね。