前回は、避難することを想定していますか?といった内容でしたが、今回は、愛犬との避難でどんなことが起こり得るか想像していきたいと思います。
一度にあれこれ挙げても…と思いますので、今回はまず「避難所へ移動」までを想像していきます。
その前に、みなさんは「同行避難」と「同伴避難」というのがあることをご存知ですか?
ペットを避難させるという点では同じですが、避難させる場所に大きな違いがあるのです。
「同行避難」は、避難場所まで連れていきますが人とペットの休息する部屋が区別されます。
「同伴避難」は、ペットと人が同じ場所(部屋)で休息できます。
違いは、ペットが避難所で過ごす場所が違うのです。
同じ避難でも2通りの避難があることを知っておいてください。
では、これから避難所へ移動するまでのことを想像してみましょう。
飼い主さんは自宅で避難しなければならないことを知りました。
愛犬だけ自宅に残してはいけないので一緒に避難所へ行くことにしました。
もちろんペットフード、首輪、リードなど必要なものも持参します。
今回、避難所まで車での移動します。
⇒車で避難所まで行く際、愛犬はどこにいますか?
運転に集中することができますか?
無事避難所に到着しました。この避難所は同行避難ができる場所でした。
とりあえすペットの保管場所を確認します。
ペットを連れて保管場所まで行きます。多くの人が避難してきます。当然面識のない犬も人もいます。
⇒愛犬は、それを見てどんな反応(吠えるなど)をするでしょう?
今回は、避難所に着くまでの想像なのでここまでにします。
どうですか?少し想像するだけでも上記の ⇒ の部分で挙げているようなところは気になりませんか?
運転中の愛犬の居場所は避難中の安全確保に限った話ではなく、通常の運転で交通違反の取り締まりを受けたケースもあります。
では、どうしたらいいか… 次回の話にも出てくる「ハウス」や「クレート」といった愛犬の個室が最適なのです。
次に他の人や犬に対し吠えたり騒ぐといったことも頭を悩ますはずです。同行避難できる場所であっても、避難してくる全ての人が犬が好きとは限りません。犬が好きでも長時間の吠え声は…という人もいます。吠えるだけでなく、とびかかるような場合、相手の人や犬に怪我をさせてしまう可能性だってあります。これでは自分が落ち着くことなんてできませんよね。
だからこそ愛犬には、知らない人や犬に対しても騒ぐことなく落ち着いて振舞えるようにする必要があるのです。
上記で挙げた「ハウス」や「人、犬に慣れる」というのも言葉では簡単に表現できますが、犬に理解してもらうには手間と時間がかかります。
人が言葉で犬を諭すことはできません。犬は人の言葉を理解していないのですから…
次回は、避難所で過ごすことを取り上げます。